2019年718日、株式会社アジアンエクスプレス(AE)の江山龍植社長が中国化工集団公司(ケムチャイナ)を訪問し、範小森副総経理をはじめとするケムチャイナの幹部数名と交流を行いました。

交流会の冒頭、ケムチャイナの範副総裁は、江山社長の訪問に歓迎の意を表し、続けてケムチャイナの事業内容やすでに報道されている、中国中化集団(シノケム)との合併について説明を行いました。

 

範副総経理によるとケムチャイナと石油、農薬、肥料などを手掛けるシノケムの合併はすでに合意に至っており、合併後は世界最大の化学企業になります。ケムチャイナは、2004年に旧化工部傘下の企業が統合され設立した総合化学メーカーで、20153月にイタリアのタイヤ大手ピレリを買収し、20162月には、スイスの農薬世界最大手シンジェンタを買収しています。

また、イスラエルのジェネリック農薬大手のアダマやドイツの射出成型機大手のクラウス=マッファイ等の企業も傘下に収めており、ケムチャイナの売上高は世界の化学メーカーでも5位(2017年)に位置しています。

 

AEの江山社長は、ケムチャイナ傘下で中国最大手の政府系ケミカル法規コンサルティング企業である中国化工信息中心有限公司(CNCIC)と協力して中国新化学物質や危険化学品、農薬、食品関連製品新品種、化粧品などの登録業務を長年行い、今年でちょうど15周年を迎えること、天津のAE拠点を通じて日本からの化学品輸入業務を行っていることをはじめ、AEの最近の活動内容について紹介しました。

最後に両社は、今後も頻繁に交流を行い、情報交換を続けていくことで合意しました。

また、今回の交流会には、ケムチャイナの鹿長栄技術部副部長、AEの清本珠音化学品情報管理部長、CNCICの陸険峰製品登録およびコンプライアンス事業部長、童志勇同事業部マネージャーも同席しました。