台湾環境部は、既存化学物質標準登録の第2期登録計画と、優先的に資料収集・評価を行う28物質のリストを発表しました。

これは、2020年から始まった第1期の成果を踏まえたもので、第1期では106物質を対象に、用途・物理化学特性・毒性に関するデータ約2,000件が提出されました。

第2期では、第1期とは異なり、主管機関がまず国際的に公開されている危害情報を自ら収集・分析し、不足する情報のみを登録者に提出させる方式へと転換します。

また、動物実験代替法の活用や共同登録の推進、さらに暴露シナリオおよび用途情報の提出を重視します。

環境部はすでに第2期の重点物質28種を予備選定しており、国際データの整理を進めつつ、登録弁法の改正作業を開始する予定。利害関係者との協議も法定手続に基づき行われます。

第2期物質リストは化学物質登録プラットフォームで公開されており、一般からの意見提供もオンラインで受け付けています。