9月末、台湾化学局(毒物および化学物質局)は、公式ホームページにて今年10月に開く予定の説明会のPPT資料を公開しました。資料内部には10月説明会の発表内容が記載されており、今回の説明会では、主に2020年から施行される指定既存化学物質の標準登録について説明します。弊社の台湾提携先も参加する予定です。以下に今回の10月説明会と3月に開催された説明会とで異なる内容を整理し、ご紹介します。
今回の資料の最後の部分で、未公開の新化学物質および既存化学物質の年度報告申告システムの画面を公開しました。PPT資料の内容画面から見ますと、年度数量報告のシステムは、従来の新化学物質および既存化学物質登録のシステムと統合されており、(システムの)使用には台湾国内の会社登録カードが必要です。
年度報告システムは、毎年4月1日に当年に報告すべき登録コードリストを自動作成し、毎年10月1日に自動的に閉鎖します。規定の時間内に申告できない場合、主管機関に追加補充報告を申し込むことができます。また、代理人に授権し、年度報告を提出する事も可能です。
その他、毎年の申告記録を調べる事も可能で、2020年から毎年9月30日までに既存化学物質第一段階を申請し、登録された物質に関しては、昨年実際に製造、輸入された数量と当年に予想される製造、輸入の数量を記入する事が必要になります。
詳細は、以下の画像をご覧ください。
台湾国内の会社登録カードが必要です。
新化学物質および既存化学物質の年度報告申告は、項目一覧の一番下にあります。
代理人に授権し、年度報告を提出する事も可能です。
生産および輸入量を選択し、以前の資料記載の記録も確認することができます。