2020年2月26日、新華社通信の報道によりますと、中共中央弁公庁及び国務院弁公庁が先日『危険化学品安全生産活動の全面的な強化に関する意見』(以下、『意見』と略称)を各地の関連部門に通知し、危険化学品の重大事故発生を防ぐため、『意見』を着実に実行するよう要求しました。

 

これに関連して2月27日に公表された同意見に関する記者からの質問への応急管理部の回答によりますと、中国には全国で約21万の危険化学品生産経営企業が存在し、2800種類以上の危険化学品が生産されており、2018年の中国GDP全体に占める割合は約14%にもなり、国民経済における重要な地位を獲得しています。

 

しかしながら、危険化学品の管理水準は低く、また危険化学品の生産、貯蔵、輸送、使用、廃棄処理などの各段階における安全リスクが形成されており、それらが原因になり重大特別事故の発生を招き、国民の生命財産の安全を脅かし、経済発展と社会の安定に対する悪影響を生み出しています。

 

関連当局は、国家の危険化学品安全管理システムと能力の向上を目的に、調査や研究を重ね、化工・安全・環境などの専門家に広く意見を求め、『意見』を作成しました。『危険化学品安全生産活動の全面的な強化に関する意見』は、6つの分野から構成され全部で16項の要求に分かれています。

 

★『危険化学品安全生産活動の全面的な強化に関する意見』の6つの分野:

 

(一)、全体要求;

(二)、安全リスク管理、制御の強化;

(三)、供給連鎖全般にわたる安全管理の強化;

(四)、企業の主体的責任意識の強化;

(五)、基礎支援保障体制の強化;

(六)、安全監督管理能力の強化。

 

また、各要求項目の要旨は、以下の通りです:

 

(一)、全体要求

安全生産責任及び管理制度の改善、潜在的安全リスク検査と予防コントロール体制の構築、危険源管理・総合管理・精密管理の強化、基礎的・根本的・ボトルネック的問題の解決、危険化学品安全生産管理体制及び管理能力の現代化加速、安全発展水準の全面的な向上などにより安全生産強化の動きを引き続き安定的に好転させ、経済及び社会の発展における安全で安定した環境を整える。

 

 


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