台湾環境保護署毒物および化学物質局は2020年5月19日に「管理対象毒性化学物質及び取扱管理事項」の修正版を発表しました。今回の修正は2019年4月29日~5月10日にジュネーブ(スイス)で開催された残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約(POPs条約)の第9回締約国会議(COP9)で新たに「ジコホル」及び「ペルフルオロオクタン酸(PFOA)とその塩及びPFOA関連物質」を同条約の附属書A(廃絶)に追加を念頭に修正されました。
台湾環境保護署毒物および化学物質局によると、「ジコホル」を新たに第一類、第三類毒性化学物質に追加し、「ペルフルオロオクタン酸(PFOA)とその塩及びPFOA関連物質」の管理規定を調整した点が今回の改正のポイントになります。
各組織や企業、及び個人に至るまで意見提出が可能になっており、期間は、2020年6月18日までになります。
尚、以下のURLより、本記事の原文がご覧になれます:
https://www.tcsb.gov.tw/cp-21-4010-e7f7b-1.html
経済産業省によるストックホルム条約第9回締約国会議(COP9)の概要:
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190514003/20190514003.html