台湾の環境部は、「環境衛生用薬剤に含有が禁止される成分およびその検査方法」の改正案を予告し、新たに「メトキシクロル（Methoxychlor）」を環境衛生用薬剤の製造、加工、輸入、輸出、販売、または使用において含有が禁止される成分として追加すると発表した。あわせて、検出限界値を10 MDL（Method Detection Limit）に設定しています。

今回の改正は、メトキシクロルの国際的な使用禁止の動向に対応するものです。メトキシクロルは有機塩素系殺虫剤の一種であり、世界の多くの先進国ではすでに農業用途や殺虫剤での使用が禁止されています。
同成分は生物蓄積性が高く、神経系・内分泌系・生殖系に悪影響を及ぼすおそれがあることから、国連の「ストックホルム条約（POPs条約）」においても残留性有機汚染物質（POPs）に指定されています。

環境部は、「国民の健康保護および生活環境の保全を目的として、環境用薬管理法第7条に基づき、メトキシクロルを禁止成分として追加した」と説明しています。
（※台湾では、害虫駆除剤や消毒剤などの環境衛生を目的とした薬剤を「環境用薬」と呼称している。）

また、同部の調査によると、現在国内で登録されている環境衛生用薬剤にメトキシクロルを含む製品は存在しておらず、今回の禁止措置による国内業界への影響はないとしています。

詳細は、以下のリンクから原文を確認できます。

https://enews.moenv.gov.tw/page/3b3c62c78849f32f/5f506e34-bc40-47db-bba6-247eecf35f95

中国生態環境部は、2025年10月10日、「2025年第15回新化学物質環境管理簡易登記証申請の審査状況の公示」を自身のウェブサイト上に掲載し、10月13日まで意見募集を実施しました。

今回認可予定の新化学物質（合計21件）は、生産目的が14件、輸入目的が7件になります。

なお、以下のリンクより、意見募集の内容がご覧になれます。

https://www.mee.gov.cn/ywgz/gtfwyhxpgl/hxphjgl/xhxwz/202510/t20251010_1128994.shtml

中国生態環境部は、2025年10月10日、「2025年15回新化学物質環境管理登記証変更申請の審査状況の公示」を自身のウェブサイト上に掲載し、10月13日まで意見募集を実施しました。

今回認可予定の変更案件（合計37件）の変更理由は、以下の通りです。

［登記証の変更理由］

・名義変更：25件

・資産買収、合併：3件

・会社分割、代理人変更：7件

・市場調整：2件

なお、以下のリンクより、原文がご覧になれます。

https://www.mee.gov.cn/ywgz/gtfwyhxpgl/hxphjgl/xhxwz/202510/t20251010_1128996.shtml

北京市応急管理局は2025年5月25日、公式サイト上で「北京市工業および貿易企業における危険化学品使用安全指南（試行）」を公開しました。

本指南では、市内で危険化学品に関する業務を行う企業に向けて、安全管理上の注意点、リスク評価、危険化学品の購買・積み卸し・貯蔵・使用などに関する具体的な要求事項が示されています。

同局は、本指南を企業内の危険化学品の使用・管理担当者の作業マニュアルや、企業および監督部門の安全管理研修資料として活用することを期待しています。

また、指南に対する意見や提案がある場合は、北京市応急管理局へのフィードバックも受け付けています。

詳細は、以下のリンクから原文を確認できます。

https://yjglj.beijing.gov.cn/art/2025/5/15/art_10908_3812.html

広州市応急管理局は8月26日、自身の公式サイトで「広州市における禁止・制限・制御する危険化学品名録に関する通知」を発表しました。
通知では、「禁止危険化学品」「制限・制御危険化学品」「重点管理危険化学品プロセス」の三つのリストが公開されました。
同名録は2025年8月26日から施行され、有効期間は5年間となります。

詳細は、以下のリンクから原文を確認できます。

https://yjglj.gz.gov.cn/zwgk/zcwj/gfxwj/content/post_10418595.html